DJIは5月29日、新たに二つの産業向け商品を発表しました。
Manifold2はドローンに搭載できるスーパーコンピューターとして用いることができ、用途別にドローンをカスタマイズする上での必需品となります。
Cendence SはMatrice 200シリーズ V2専用の送信機として販売され、2名による操縦を可能とします。
今回はこの二つの新商品を取り上げてご紹介していきます。
Manifold2を一文で言い表すと「ドローンに搭載できる高性能コンピュータ」です。
DJIのドローンには全て、もとより小さなコンピュータが内蔵されています。この小さなコンピュータは、送信機から受け取った制御命令を各部品に伝える役割を持つほか、障害物センサーのデータを解析するなど、飛行に関わる制御を間違いなく処理できるように設計されています。
内蔵コンピュータは機体制御に関わる処理に長けている一方、ドローンの根本機能を司る部分にあたるため簡単には手を加えられない仕様になっています。一般的なドローン利用の場合は工場出荷時に備わっている機能で事足りる場合がありますが、特殊な用途にドローンを用いる場合は根本部分に手を加える必要が出てきます。
今回新しく発表されたManifold2は用途別に2種類用意されています。片方はNVIDIA製のGPUであるJetson TX2を搭載しており、AIやオブジェクト認証など映像に関わる処理に長けています。もう片方はIntel製のCPUであるCore i7-8550Uを搭載しており自立飛行やGround Stationとの接続性など機体制御に関する処理に適しています。
CPUやGPUのほか、様々なアクセサリーを接続することでドローンソリューションの機能性を拡張することもできます。
Manifold 2-G (MF2G)
- プロセッサー:NVIDIA Jetson TX2
- メモリ:8GB 128 bit DDR4 1333 MHz
- SATA-SSD:128 GB
- 重量:約230g サイズ:91 x 61 x 35 mm
Manifold 2-C (MF2C)
- プロセッサー:Intel Core i7-8550U
- メモリ:8GB 64 bit、DDR4 2400 MHz
- SATA-SSD:256 GB
- 重量:約205g サイズ:91 x 61 x 35 mm
対象製品
Manifold2は、DJIの産業機であるMatrice 210シリーズとMatrice 600シリーズ、N3コントローラーとA3コントローラーと互換性があります。
販売価格
販売価格につきましてはお問い合わせください。
Cendence Sを用いると2名で操縦することが可能となります。これまではMatrice200 V2シリーズを購入すると、送信機が一つしか付属しておらず、従来のCendenceはMatrice200シリーズ V2で必要となるOcuSync2.0に対応していませんでした。そのため、これまではマスター送信機の他にスレーブ送信機を用いることができませんでした。
対象製品
Cendence Sは、DJIの産業機であるMatrice 200 V2シリーズ専用の送信機です。
販売価格
販売価格につきましてはお問い合わせください。
商品コード | 商品名 | 販売価格(税別) |
---|---|---|
DJI-MANIFOLD2-K2 | Manifold2-G (Intel Core i7-8550U モデル) 【搭載型コンピューター】 | お問い合わせください |
DJI-MANIFOLD2-K1 | Manifold2-C (NVIDIA Jetson TX2 モデル) 【搭載型コンピューター】 | お問い合わせください |
お買い求めはドローンステーションまたは当社実店舗 ホビーステーション まで
業販に関するお問い合わせは
info@polaris-export.com