SCORPION TESTレポート~SPIDER-X & KONTROL-Xの飛行性能の確認~ - 全国 | DJI他ドローン専門卸販売「ポラリスエクスポート」

SCORPION TESTレポート~SPIDER-X & KONTROL-Xの飛行性能の確認~

ドイツ・コントロニック社からドローン専用に開発されたモーターSPIDER-Xと同じくコントロニック社のスピードコントローラーKONTROL-Xを組み合わせ、K&S製インスペクター5(機体)に搭載し、飛行性能と飛行時間のテストを行いました。

機体を制御するメインコントローラーはDJI製Wookong-M V2を搭載し、スピードコントローラーKONTOROL-XをDJIモード(モード1)に設定しました。
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【1.飛行性能テストについて】
マルチコプターのモーターとESCの関係は、ただの動力ではなくRCヘリコプターで例えるとジャイロと組み合わせるサーボの役割にもなると思います。
RCヘリコプターの場合、サーボの性能が悪いとハンチングを起こしやすく、ジャイロゲインの数値を増やすことができないため、ジャイロ本来の性能を引き出すことが出来ません。
マルチコプターの場合も同様で、モーターとESCの性能が悪いとメインコントローラーの性能を引き出せず、ホバリング時に不安定な機体になってしまいます。
今回のテストでのポイントは、Wookong-Mのアシスタントでゲイン数値をどれだけ上げれるかがテストの目的です。
まず、アシスタントのゲインは、以前に使用していたHobbyWing社製ESCのゲインのままでフライトを行いました。
離陸後、GPSモードでホバリングを行うと、ゲイン調整しなくても十分に安定性はありました。
しかし、全体的に柔らかいイメージの制御にも感じました。
そこで数種類のゲインを一つ一つ調整して行き、ホバリングを数十回繰り返し、納得が行くまで調整してみました。
結果的に一部のゲインに関しては80~100%前後の数値を上げれる事ができ、ホバリング自体もRCヘリコプターのF3C機のような固く真のあるのホバリングに仕上がることができました。
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【2.飛行時間テストについて】
今回の飛行時間テストに使用するバッテリーはNewton製6S22070mAh(18C)(詳細はコチラ)を選択し、カーボンプロペラはFALCON製マルチコプター用18X6.1(詳細はコチラ)を用意しました。
機体全備重量5500gの機体になります。
バッテリー電圧警告22.0Vに設定し、ホバリングでどれだけ飛ばすことができるか飛行時間の測定を行いました。
こちらは弊社でテストを行った中では、最長記録の44分15秒との結果になりました。
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RCヘリコプターの世界でトップシェアを誇るドイツ・コントロニック社がドローン用に開発したモーターとESCの組み合わせは、究極の性能を追い求める人には分かる、他社製の製品とは違いが分かる逸品だと思います。
既にモーターは発売されており、ESCも近日発売されると思います。
是非、一度お試しください。