今回はDJI製MATRICE 100にGUIDANCEを搭載して超音波センサーの性能を確認しました。
MATORICE 100はInspire1の進化版とも言える機体で、セパレートタイプのカーボンフレーム構造や新型lightbridgeそして専用の新型バッテリーとなっています。
バッテリーも今回の機体は2本搭載(2本目のバッテリーは専用ホルダーが別売となっています)が可能となっていて長時間の延長が出来る様になっています。
この機体の最大の魅力はGUIDANCEと言う超音波センサーが五つの方向(四方・下向き)に取り付けられる事です。
この五つのセンサーによって障害物を検知すると、機体を安全に回避(ブレーキ)してくれます。
この機能により、屋内などの障害物の多い場所で飛行させた時に、機体を追突せず安全に飛行が可能となります。
障害物と機体の距離はGUIDANCE専用のアシスタント上で1~10mの範囲で設定可能です。
GUIDANCEの設定は、デフォルトの数値(3.25m)でテストを実施。
機体をある程度の距離を取ってから送信機でPitch方向のスティックを前側に倒し、障害物にめがけて機体を前進させていきます。
機体を進ませて行く中で本当に機能が働くのか?初めてのテストでは不安が頭を横切りました。
障害物から3.25m付近で機体が突然ブンっという音と共にブレーキを掛け、ホバリング状態になりました。
送信機のスティックは前倒しても、障害物を感知して機体はそれ以上全く進もうとしませんでした。
実際に機体と障害物の距離を測定すると、ほぼアシスタント上で設定された距離でホバリング状態を保っていました。
また超音波センサーは人間にも反応し、人間が機体に近づくと一定の距離を保ったまま機体が離れてくれます。
やはり実際のテストによって機能が確実に働いているのか確認すると、超音波センサーの凄さが改めて実感できます。
Phantom3シリーズやInspire1でも使用されているDJI Go AppはMATORICE 100&GUIDANCE対応となっています。
このAppを使うことで機体のどの方向に障害物を検知したかを表示されます。
このように完成されたユニットがあれば、トンネル内・建物の壁面などの点検にも活用できそうです。
機体にはInspire1用カメラユニットも取り付け可能(№2ジンバル固定キットが別途必要)で映像転送も出来る様になっています。
———–品番———————-商品名称————————————————————希望小売価格(税抜)
—■DJI-M100-K1————MATORICE 100————————————————————-¥434,259
—■DJI-M100-K2————GUIDANCE–—————————————————————- ¥130,556
—■DJI-M100-P1————№1 GUIDANCEコネクター———————————————-¥10,278
—■DJI-M100-P2————№2 ジンバル固定キット————————————————–¥6,389
—■DJI-M100-P3————№3 バッテリー搭載キット ———————————————-¥18,149
—■DJI-M100-P5————№5 TB47Dバッテリー—————————————————-¥20,741
—■DJI-INSPIRE1-P40—-INSPIRE1 №40 ジンバル&カメラユニット————————¥66,204