DJIから次世代空撮プラットフォーム「Matrice 600」が発表されました。Matrice 600(M600)は、プロフェッショナルレベルの空撮、映像制作、そして産業用として開発されました。DJIの新製品であるA3フライトコントローラーと最新のLightbridge 2映像配信技術が組み込まれており、推進システムは、メンテナンスが簡単な防塵設計で、耐久性も向上。また、モーターが能動的に冷却されるため、より信頼性の高い飛行を実現しています。
新開発フライトコントローラー(A3)
M600には新商品「A3」が同じく内蔵されており、Phantom4でおなじみの自動追尾やウェイポイント機能が追加されています。また、M600は「A3Pro」にアップグレードが可能で、GPSとIMUをそれぞれ3つ搭載し、機器が秒間数百回お互いを検証することによるさらなる安定性を手に入れることができます。
プロ仕様のHD映像伝送装置(Lightbridge2)
M600はLightbridge2が内蔵されており、最大3.5キロ離れたところからも映像を転送。通常記録はフルHD(1080p/60fps)に対応。また、Lightbridge2は業務用ビデオ機器にも対応するため、SDI出力も追加され、720p/59.94fpsまたは1080i/50fpsでの出力が可能になっています。
6つに分割された電源供給
M600は4500mAhバッテリーを6つ同時装着できるようになっています。これによりバッテリ一つに異常が発生してもフライトを続けることができます。個々のバッテリーも小さいため、装着・輸送が容易に行えます。フライト時間に関してはZenmuseX5R装着時には約35分と長く、ペイロードをフル活用(約6kg)しても約15分フライトを続けることができます。
一新された撮影システム(Ronin-MX)
新機種「M600」の最大の特徴は同じく新商品である手持ちカメラジンバル「Ronin-MX」を機体本体に取り付けることができる点です。これにより簡単に地上撮影と空中撮影を両立ことができます。Ronin-MXを取り付けた際は連続して360度回転し続けることもでき、映像の自由度が広がりました。
スペック | ||
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機体 | 対角ホイールベース | 1133 mm |
機体寸法 |
1668 mm x 1518 mm x 759 mm (プロペラ、機体アーム、GPS マウントを広げた状態)、 640 mm x 582 mm x 623 mm (機体アームとGPS マウントを折畳んだ状態) |
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パッケージ寸法 | 620 mm x 320 mm x 505 mm | |
インテリジェントフライトバッテリー | 6個 | |
重量(TB47Sバッテリー6個搭載時) | 9.1 kg | |
重量(TB48Sバッテリー6個搭載時) | 9.6 kg | |
最大離陸重量 | 15.1 kg | |
性能 | ホバリング精度(PモードでGPS使用時) | 垂直: ±0.5 m、水平: ±1.5 m |
最大角速度 | ピッチ: 300°/s、ヨー: 150°/s | |
最大ピッチ角 | 25° | |
最大上昇速度 | 5 m/s | |
最大下降速度 | 3 m/s | |
最大風圧抵抗 | 8 m/s | |
航行可能限界高度(海抜) | 2500 m | |
最大速度 | 18 m/s (無風時) | |
ホバリング時間(TB47Sバッテリー6個搭載時) | ペイロード無し:35分、ペイロード6 kg: 16 分 | |
ホバリング時間(TB47Sバッテリー6個搭載時) | ペイロード無し:40分、ペイロード 5.5kg:18分 |
————–品番———————品名——————————-小売価格(税抜)
DJI-M600-K1————Matrice 600——————————–520,000 円(税抜)
DJI-M600-C1————Matrice 600 + Ronin-MX—————689,800 円(税抜)
DJI-LB2-K1————–Lightbridge 2——————————-174,907 円(税抜)
DJI-A3-K1—————-A3———————————————99,800 円(税抜)
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