“BUILT TO ENDURE. ENGINEERED TO ADAPT”を商品キャッチコピーに掲げるMatrice 200シリーズは、好条件とは言えない過酷な環境で飛行できる力強さと、幅広い用途に応用できる適応性を備えたDJI製産業機です。赤外線カメラや高倍率カメラを用途に合わせて選択できることや、極寒地でバッテリーが自家発熱すること、またIP43の保護等級が付いていることからMatrice 200シリーズはこれまで施設・設備の点検・検査から捜索・消火・災害時の人命救助活動など幅広い場面に用いられてきました。今回はその人気のMatrice 200シリーズをパワーアップした商品が発表されました。
Matrice 200シリーズV2は従来機と同じく、3種類から用途に合わせて選ぶことができます。
より高精度な測位が可能なRTKを利用可能
Matrice 200シリーズの後継機となるMatrice 200シリーズV2の主な変更点を先にまとめたいと思います。各点については後ほど詳細に解説します。
- 映像伝送システムにOcuSync2.0を起用
- 全照明を消灯できるディスクリートモードの追加
- 機体送信機間の通信を暗号化するAES-256の起用
- 機体位置を知らせる衝突防止ビーコンの追加
以降より、各点について詳細に説明していきたいと思います。
1. 映像伝送システムにOcuSync2.0を起用
OcuSync2.0はPhantom 4pro v2.0より導入されている、現在最も信頼されているDJIの映像伝送システムです。日本仕様では5km先まで安定して機体が撮影している映像を手元の送信機へ伝送できるシステムとなっています。4kmが限界であった従来機と比べると飛行範囲が格段に広がっているといえます。
2. 全照明を消灯できるディスクリートモードの追加
Matrice 200シリーズV2ではディスクリートモードが追加されました。こちらのモードはドローン飛行を目立たなくする必要がある場合において、全照明を消灯できるモードとなっています。
3. 機体送信機間の通信を暗号化するAES-256の起用
AES-256を起用することで、第三者が通信を傍受しても情報を盗み出せないように機体と送信機間のやりとりを暗号化します。公共事業などにも使われることのあるMatrice 200シリーズV2が記録するデータには流出してはならない情報も含まれることが多いので、暗号化することによって秘密を保持することができます。
4. 機体位置を知らせる衝突防止ビーコンの追加
ディスクリートモードの追加とは反対に、機体上部と下部にビーコンも追加されました。特に夜間時の飛行等において機体の存在を周辺へ認知してもらうことで、衝突の回避などに役立たせることができます。
これまで購入時に付属してきた上方ジンバルコネクターが、Matrice 200シリーズV2では別売となります。カメラを機体の上部に取り付けたい方はご注意ください。また別途外部GPSモジュールもあわせて購入いただく必要があります。(ただしMatrice 210 RTK V2では、外部GPSモジュールを用意する必要がありません)
商品コード | 商品名 | 販売価格(税別) |
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DJI-M200V2-K1 | MATRICE 200 V2 | お問い合わせください |
DJI-M210V2-K1 | MATRICE 210 V2 | お問い合わせください |
DJI-M210V2-K2 | MATRICE 210 RTK V2 | お問い合わせください |
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