現在、DJIより発売中の赤外線カメラは大きく分類すると2種類あります。
最近リリースされたMAVIC2 ENTERPRISE DUALには、小型軽量な赤外線カメラが装備されています。
一方、XT2シリーズはM200シリーズやM600などの大型の産業機に搭載可能な赤外線カメラジンバルです。
どちらのタイプにも共通しているのが、可視カメラを合わせて装備した2眼タイプであること。
これにより通常の可視画像と赤外線カメラによる熱画像が1つのカメラで同時に撮影できるのが特徴です。
さらにFLIR社MSX技術により可視画像と熱画像を重ね合わせることにより、詳細がわかりずらい熱画像に
可視カメラから取得した輪郭を表現し、より鮮明に対象物を捉えることが出来ます。
下の左写真は熱画像のみ、右は輪郭を重ね合わせた画像で熱画像では見えない胸元の弊社のロゴなどがMSX合成画像のほうでは確認できます。
それでは本題に入りますが、MAVIC2 ENTERPRISE DUALに搭載のカメラとXT2シリーズの違いは下記スペックに表れています。
大きな違いはセンサーの解像度にあります。
赤外線カメラでは画素数が高いほどより精密な温度情報が取得できます。
画素が粗い場合ももちろん温度測定は可能ですが、1ピクセルあたりの測定範囲が広くなるため少し周りの温度に影響され平均化され表示されることがあります。
その為、正確な温度測定や小さな範囲の詳細な温度差の測定など行う業務にはやはりXT2が必要となるでしょう。
もちろん性能が優れている分お値段も高額になります。
では、MAVIC2 ENTERPRISE DUALはどのような場面で活躍するでしょうか?
例えば、温度差を目視する目的であったり赤外線カメラの特長を活かした捜索や獣害対策などがあげられます。
なんといっても機体がコンパクトなため、XT2に比べ圧倒的な機動力を備えております。
MAVIC2 ENTERPRISE DUALとXT2では大きく価格も違いますが、どちらのモデルも“目に見えないもの”を形にする、素晴らしい技術を搭載したモデルです。
ご紹介させて頂きました内容を参考に、用途に合わせてご選択頂ければ思います。
弊社ポラリスエクスポートでは、これらDJI産業機の取り扱いを行っております。
より詳細な情報やお見積り依頼など、お気軽にお問合せ下さい。
商品コード | 商品名 | 販売価格(税別) |
---|---|---|
DJI-MAVIC2E-K2 | Mavic 2 エンタープライズ DUAL(Unversal Edition) 赤外線カメラ付 | お問い合わせください |
DJI-ZXT2 | 赤外線カメラ Zenmuse XT2 | お問い合わせください |
お買い求めはドローンステーションまたは当社実店舗 ホビーステーション まで
業販に関するお問い合わせは
info@polaris-export.com