SCORPION TESTレポート~SKY STRIDER 280の飛行性能の確認~ - 全国 | DJI他ドローン専門卸販売「ポラリスエクスポート」

SCORPION TESTレポート~SKY STRIDER 280の飛行性能の確認~

スコーピオン社からFPVレース専用Sky Strider280がリリースされました。当社にも近日入荷予定です。

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海外でのFPVレースの人気は非常に高く、週末となると何らかのレースが行われています。日本でも徐々に人気が高まってきています。
ブラシレスモーター・ESCの製造元でも知られるスコーピオン社が開発した今回の機体は、FPVレースに特化した設計となっています。
今回スコーピオン社からリリースされたSky Strider 280 は、RCへリコプターのフレーム構造にも似ており、カーボン素材を多用した軽量で剛性が高い機体設計になっています。
映像転送用カメラを取り付けるマウントも、振動を考慮したフローティング構造を採用し、飛行中の映像を安定して送る事が出来ます。
Sky Strider280の最大の特徴でもあるオプションのアングルアームクランプは、角度を5度・10度(モーター軸を前方に倒す)とチョイスする事が出来き、スピード・旋回性・などレースにベストな状態にセットする事が可能になります。
黄緑色にウレタン塗装を施されたフレームは視認性の向上と共に、ギャラリーにも機体の存在感をアピールできます。
又、同社からは専用のM22シリーズのブラシレスモーターも発売されます。

————————–【アングルアームクランプ5度】——————————————–【アングルアームクランプ10度】
SSS280A-5SSS280-A-10
——————————————————–【M22シリーズモーター(写真=M2204-2300KV)】
SSS280-Motor


———–商品名称————————————-希望小売価格(税抜)
Sky Strider280———————————–¥13,900(詳細はコチラ)
M2204-2300KV(CW/CCW)—————-¥6,980(詳細はコチラ)
M2205-2350KV(CW/CCW)—————-¥7,750(詳細はコチラ)
アングルアームクランプ5度—————— ¥2,530(詳細はコチラ)
アングルアームクランプ10度—————  ¥2,530(詳細はコチラ)


操縦する送信機(コントローラ)はRCヘリコプター・飛行機用のものを用意します。
マルチ用送信機の場合、スロットルスティックが内部のスプリングを用いて中立に維持されてしまうため、モーター起動操作と同時に機体が勝手に上昇し危険になるからお勧めしません。
今回は、機体を制御するフライトコントローラ(ジャイロ)・ESC・モーター・バッテリーなどは市販で売られているものを選びました。
通常のマルチコプターと同じ理屈(GPS搭載無しノーマルモード)で飛行するので、レース用だからと言って特殊な飛行技術は必要ありません。
モーター起動操作後、機体を上昇させまずはホバリングで様子をみます。
レース用だからと言って、特に機体が敏感でもなく普通のマルチコプターと同じく安定性もあり非常に飛ばしやすいです。
その後、機体を前進させ徐々にパワーを入れていき直進性の確認をしてみますが、機体がピッチングする様な現象もなくスムーズでしっかりとした直進性です。
最大パワーを入れてもフレーム剛性がしっかりとしている為、速度感は有りますが機体が暴れることなく非常に飛ばし易い印象でした。
今回は目視での飛行テストとなりましたが、FPVを用いて飛行すると実際に乗っている感覚で操作ができるのでより一層楽しいフライトが出来ると思います。
SSS280-2
現在海外のFPVレース用の映像転送で使われている一般的な周波数は5.8G帯になります。
日本国内では5.8G帯を無許可で電波を発すると電波法で罰せられます。(一年以下の懲役又は100万円以)
しかしFPVレースに使用する5.8G帯(200~600mW)を日本国内で使用する場合、アマチュア無線免許(第三級~第四級アマチュア無線技士)を取得し、実際に使用する周波数帯を申請する事で5.8G帯が使える事が出来るので、申請し許可が下りれば違法電波ではなく安心して使用できるようになります。