先日DJIよりアナウンスがありました新製品「OSMO Pocket」今回は弊社スタッフが参加したDJI JAPAN主催の商品説明会&体験会での経験を踏まえた商品紹介を行なっていきたいと思います。
今回の説明会&体験会に参加するなかで最も強く印象に残った部分は、具体的なスペックやデザイン、機能もさることながらOSMO Pocketが魅力ある商品として受け止めてもらえるターゲット層の拡大にありました。OSMO Pocketには女性向け機能として美白、美形、瞳拡大モード等があり、アウトドア派向けとしてGo Proマウントなどに対応できるアクセサリーの用意、さらにはカメラにこれまで興味がなかった人向けに簡単にカッコイイ/カワイイ編集が施された映像が作れる専用アプリなどが用意されています。
- 女性にうれしい美白、美形、瞳拡大機能
- アウトドア派には必須のGo Proマウント対応
- 編集未経験者でも作れるカッコイイ/カワイイ映像
DJIスタッフによるとこのような機能を持たせることで、これまでDJIというブランドを認知していなかった客層に対しても積極的に売り込んでいきたい考えとのことです。以下では上記3点についてもう少し詳しく説明していきたいと思います。
先に述べたようにOSMO Pocketでは美肌や美形、瞳拡大などの機能が備わっています。これは本体に組み込まれている機能ではなく、専用アプリ側から有効にできる機能です。これらの機能はスライダーを使って調整できるので好みに合わせて補正の強弱を変えることができます。SNSなどに写真や動画を投稿するにあたって加工が必須ともなってきている今、他のアプリを通さずに撮影と編集の両方をまとめて一つのアプリでできるのはかなり便利ではないのでしょうか。
OSMO Pocket発売前の現時点で用意されているアクセサリーは三つです。そのうち最も利用場面を増やしてくれるアクセサリーが「Osmo Pocket アクセサリーマウント」ではないのでしょうか。こちらのアクセサリーはGo Proでお馴染みのあのマウントを使います。この対応によりOSMO Pocketの利用幅が増えるのは一目瞭然です。すでに市場に出ているGo Proアクセサリーにこれを取り付けるだけで、ペットの背中や、スケボー、サーフボード、自転車、バイクなどに取り付けにことで、よりおおくの映像表現ができます。既にGo Pro対応アクセサリーをお持ちの方も、これから小型カメラに挑戦する方も、撮影の選択肢が広がるのはうれしい話のはずです。
※こちらに記載される情報はテスト版アプリを使用した感想です。リリース時には機能が変更されている可能性があります。
OSMO Pocketが用いる専用アプリ「Mimo」(ミモ)はこれまでDJI GOアプリに存在していた自動編集をさらに強化した仕上がりとなっています。Mimoアプリによる自動編集はMY STORYと呼ばれ、最大の特徴はカット割りとビデオ長があらかじめ決められているというところにあります。例えば「シティーライト」と呼ばれるテンプレートを選択した場合、挿入できるビデオの数は5つ、長さの合計は20秒と決められています。あらかじめ決められたビデオ長とビデオ数に自分の映像を挿入していくだけで、自動編集とは思えない映像表現を可能にしています。テンプレートは全部で10個で、長さは10秒または20秒がほとんどとなっています。もちろんテンプレートを使わずに自分で編集することも可能です。
まず最初に気が付くのはその小さなボディーでしょう。高さ12cm、重さ僅か116gのボディーでありながら過去最高スペックともいえる4K60FPSを最大100Mbpsで撮影可能と最新ドローンに匹敵するスペックを持っています。小さいながらもDJIお馴染みのアクティブトラックなどのインテリジェント機能も含まれています。OSMO+と比べても使用時間は約40分延長されており、保存容量も向上している。最大256GBのマイクロSDカードを受け付けられることで、膨大な容量になる4K動画も容量を気にせず撮影できます。そしてボディーにおいて最大の特徴は2インチのタッチディスプレイを内蔵していることであるといえるでしょう。このようにほぼすべての面においてDJIのノウハウを凝縮しているのが今回のOSMO Pocketであるといえます。
OSMO Pocketはシリーズ6代目の商品となります。歴代のOSMOと比べますと飛躍的な進化を成し遂げています。今回のOSMO Pocketはその中でも初めて、スマートフォン無しで撮影を楽しめる商品となっています。購入後の初回起動や、アップデート時にはスマートフォンが必要になりますが、通常の撮影時は本体に内蔵されているディスプレイで基本的な操作はすべてできます。映像に凝りたい方はスマートフォンを接続して細かい設定もできますが、外出先で撮影の度に接続するのは時間のかかる作業です。OSMO Pocketは録画までの準備の少なさを考えるとこれまでのOSMOシリーズとは一線を画す利便性の高い商品であるといえるでしょう。
OSMO Mobile2 | OSMO+ | OSMO Pocket | |
重量 | 485g | 469g | 116g |
サイズ | 295*113*72mm | 162*62*48mm | 122*37*29mm |
センサー | 端末依存 | 1/2.3″CMOS 1240万画素 | 1/2.3″CMOS 1200万画素 |
使用時間 | 15h | 100min | 140min |
動画解像度 | 端末依存 | 4K 30fps | 4K 60fps |
最大保存容量 | 端末依存 | 64G | 256G |
OSMO PocketとGo Proの決定的な違いはやはりジンバルの採用にあります。OSMO Pocketは滑らかな映像を実現するためにジンバルを採用しているのに対し、GoProは電子手振れ補正を採用しています。ジンバルによる手振れ補正は、物理的な可動域が大きいためカメラに振動を与えることなく録画できます。最近は電子式手振れ補正技術も進化していますが、特に夜間や室内など光源が適切でない場面においてはジンバルとの差が目立ちます。
ジンバル補正
電子式手振れ補正
光学式手振れ補正
本記事ではスペックや機能などにはあまりとらわれず、OSMO Pocketの狙うターゲット層と自他ブランド両方の商品と比べた時の魅力を取り上げました。途中注意書きしましたが、この記事はすべてリリース前の商品に触れた経験を基に書いています。そのため、製品版とは違う仕様になる恐れもありますのでご注意ください。現在、弊社のオンラインストアで予約を受け付けておりますので是非ご検討ください。
<OSMO Pocket 紹介動画>
商品コード | 商品名 | 販売価格(税別) |
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DJI-OSMOP-K1 | Osmo Pocket | 41,574円 |
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