DJIから好評発売中のMatrice600にアップグレードバージョン「Matrice600Pro」がリリースされました。
Matrice600Proの最大の特徴はA3Proフライトコントローラーが最初から装備されていることです。
これにより、GPSアンテナやIMUが3個ずつとなるため、GPS信号を拾いやすくなり、安定性が良くなります。
もちろん今までのMatrice600が持っていた技術はすべて継承しているので、Ronin-MXをワンタッチで取付けられたりなどの利便性はそのままです。
従来品のMatrice600と新製品Matrice600Proの気になる所を比べてみました。
このように比べてみると細かな違いはありますが、A3がA3Proになった以外は基本性能に大きな違いは無さそうです。
Proになった分、重量が400gほど増えていますが、重量物を積んだ場合のホバリング時間に変化がありません。
充電器がバッテリー6個を同時に充電できるタイプになっているのは、ありがたい変更点です。
価格は、およそ3万円しか高くなっていません。
通常、A3を後からアップグレードしてProにしようとすると、アップグレードキットを2個購入しなければなりません。
アップグレードキットは1個52,700円なので105,400円の追加投資が必要になります。
そのように考えると、ゆくゆくアップグレードをするつもりの方には、約3万円しかアップしていないMatrice600Proは非常にお買い得な製品になっています。
ホバリング精度はどちらも同じです。
数センチ単位でのホバリング精度を求める場合は、どちらもD-RTKという装置を付ける必要があります。
機体の安定性よりも、どこまで正確な位置に寄せられるかというホバリングの精度で考えると、D-RTKを装備するかしないかという点になります。
そのためホバリングの精度重視の方は、価格の安いMatrice600にD-RTKを装備するという選択肢もあると思います。
以上、Matrice600とMatrice600Proの違いを見てみました。
発売時期は12月になりそうですが、Matrice600とMatrice600Proのどちらを選択するか参考にしてみてください。
商品コード | 商品名 | 販売価格(税別) |
---|---|---|
DJI-M600-K1 | Matrice 600 | 520,000 円 |
DJI-M600PRO-K1 | Matrice 600 Pro | 549,815 円 |
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