今回はS900用E1200 proアップグレードキッドの性能比較を行いました。
テストは同じ条件で実施する事が重要なので、現場にて標準のパワーユニットを飛行させた後にE1200アップグレードキッドに組み換え、性能比較を行いました。
まず第一印象としては、ホバリング中のプロペラの風切り音が静かに(心地よい)感じたことです。
E1200はプロペラのインチサイズ・モーターのワット数が大きくなり機体を浮上させるパワーに余裕が出る為、モーターの回転数を下げた状態でホバリングできるからだと思います。
またモーターの回転数が下がった事により、機体自体の振動も軽減されたように感じました。
【飛行時間の比較】
パワーユニットの比較に合わせて、それぞれのモーターの飛行時間の計測を行いました。
バッテリーはNewton製10070mAh6S-20C(詳細はコチラ)を使用しバッテリー残量が60%での時間計測を行います。
標準のパワーユニットでは「4分58秒」の飛行時間に対し、E1200パワーユニットでは「6分10秒」と約1分ほど飛行時間が延びた結果になりましたが、バッテリー残量が30%になるまで飛行させればもう少し飛行時間に差が出ると思われます。
【ペイロードの比較】
もう一つはペイロードの比較になります。
S900標準パワーユニットでは約9㎏のペイロードでしたが、E1200パワーユニットに交換しペイロードを試したところ約10㎏になりました。
1㎏の差でも同じ機材を搭載している場合は、パワーにも余裕が出てくる為より安心して飛行が行えると思います。
今回は飛行時間のテストでも使用した10070mAh6S(20C)を使用した結果ですが、バッテリー容量・放電量の違いによってもペイロード変わってくると思います。
S900を業務など使用されている場合、E1200アップグレードキッドへ交換して頂きパワーに余裕がある状態で安全に飛行して頂きたいと思います。