DJI TESTレポート~S900 & S1000+・最大ペイロードの比較~ - 全国 | DJI他ドローン専門卸販売「ポラリスエクスポート」

DJI TESTレポート~S900 & S1000+・最大ペイロードの比較~

今回はS900とS1000+の二機種にて最大ペイロードの比較を行いました

S900&S1000+-1
S900・S1000シリーズには、カメラとZENMUSE Z15カメラジンバル等の重量物のある機材を搭載し業務で飛行させる事が多いと思います。
そこでS900・S1000+の機体がそれぞれ実際どの程度のペイロードがあるのかが気になる所です。
このペイロードにも「最大ペイロード」と「飛行可能ペイロード」の二つが存在します。
「最大ペイロード」はフルスロットルでギリギリ浮上出来る重量となり、「飛行可能ペイロード」は飛行中に何らかの影響で機体が急激に高度を下げ失速しても(セットリング状態)、余裕を持って回避できる重量となります。
飛行可能ペイロードは、ラジコンヘリコプターの経験からすると、最大ペイロードの半分程度ではないかと予想しています。
もし飛行可能ペイロードを上回って積載すると、セットリング状態から回避する事が出来ず、墜落してしまう場合もありますので注意が必要です。
また飛行可能ペイロードの範囲内の積載物を搭載している場合でも、機体を浮上させるパワーが通常よりも必要になり電流が多く流れるため、結果的に飛行時間の短縮となってしまいます。
仮に測定した最大ペイロードが11,000gで有れば、飛行時間とのバランスを考えると3,000g~5,000g程度の積載量が理想だと思います。

最大ペイロードの測定は、下の写真のように地面に置いたウエイトと機体の間にデジタル測りを固定し行いました。
——S900-1-1S900-2-1
——–S1000-2-1-1S1000-3-1

【最大ペイロード】
S900 =9350g / Newton製6S10070mAh(20C)
S1000+=10980g / Newton製6S10070mAh(20C)
S1000+=13080g / Newton製6S22070mAh(18C)プロトタイプ
Newtonバッテリーの詳細はコチラ

結果は、機体サイズの大きいS1000+がS900を上回った結果となりましたが、容量が大きく重たいバッテリーを搭載した場合でも、最大ペイロードが減量せず逆に増量すことが今回のテストで分かりました。

(今回の比較は当社独自の測定方法となり、測定方法により異なるデータとなる場合もありますので十分ご注意ください。)

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