DJI TESTレポート〜S900 Z15-GH4とINSPIRE1の実験飛行〜 - 全国 | DJI他ドローン専門卸販売「ポラリスエクスポート」

DJI TESTレポート〜S900 Z15-GH4とINSPIRE1の実験飛行〜

前回のテストに続きS900&Inspire1の二機種で空撮に必要な技術を学びながらフライトしてみました。

 

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Inspire1(1オペ仕様)では、機体の移動速度や送信機スティックの入力量を色々と変えながら撮影を行いました。
滑らかで良い映像を撮るために、まず機体の速度を一定に移動させる事が大切です。
高度が高い時には、速度はそれ程気にはなりませんが、高度が低く近いアングルでの撮影では、速度の一定性がポイントになるようです。
また、旋回時ではYawとRoll方向の操作を上手く行い、Yawが切込み過ぎない様に飛ばすと旋回時でも安定した映像が撮れるようです。
この辺りは実際にどの様な映像を撮るかに寄って飛ばし方が変わってくると思います。
良い映像を撮るには、重さのある機体(鈍感)を飛行させている感覚で操作する事がポイントの様に感じました。

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S900はZ15-GH4を搭載してのゲイン調整をアシスタント上で設定してみました。
ホバリングの自立安定性だけを考えれば、ゲインを上げる方向の設定が良さそうに感じます。
しかし、ゲインを上げ過ぎると送信機スティックの入力に対し、遅れ(デッドバンド)の様な感覚が出てきてしまいます。
そのデッドバンドを抜けると急に入力が機体に伝わり、低速でスムーズな移動をさせる際に操縦が難しくなる様です。
アシスタント上で設定できるゲインは、機体の自立安定性を向上させるだけではなく、RCヘリコプターの3軸ジャイロと同じようにスティックの入力に対しても影響が出てくる様です。
あとは、撮影に向いたスムーズ且つ安定する適正なゲインを見つける事がポイントです。
また、S900+GH4の撮影時もInspire1と同じように、機体の飛ばし方も考えながら操作する必要がある様です。

今回の機体調整や撮影に関しの記載は、弊社テストパイロットによる独自の感想となります。実際の撮影状況に応じた設定・操作を行ってください。

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